Blooming Wooing Audio

オーディオや音楽についてのblogです。手持ち機器のレビューやイベント参加感想など。

ポタフェス2016冬に行ってきました!

12/17,18日に秋葉原で開催されたポタフェス2016冬に行って参りました。昨年は行き逃してしまったため、2年ぶりの参加となります。

 

ヘッドフォン祭と比べると、やはりアクセスの良さが際立ちます。ただ、展示の床面積は狭いです。また、スピーカーを使うことが多いためか、周りの音が気になるケースが多い気がします。一長一短ですね。

 

以下、気になった物レビュー。

 

AKG K872

AKGの新作。密閉型のフラグシップとのこと。この間のヘッドフォン祭に出展されていたようなのですが、聞き逃していました。ようやくリベンジを果たせました。

ドライバは開放型のフラグシップであるK812と同一とのこと。ブースの人によるとケーブルなども同じで、違うのはハウジング部くらいのようです。

 

音色としては、同じドライバを使っているとは思えないくらい、K812とは違う音がします。続けて試聴したので、違いが解りやすかった。

どちらかというと、モニタライクの音、とブースの人は言っていましたが、あまりそんな感じはしませんでした。やはり、密閉型らしく、少し籠もったような感じを受けます。耳の近くで音が展開しているような。

K812をだだっ広い草原で聴いているような感じとするならば、K872は屋内の少し狭いホールで聴いているような印象があります。

バランスはややかまぼこ形。レンジはそこまで広くない印象。音場も密閉型らしく、やや狭め。音の再現性はやはり高いものがありますが、K812に比べ勝っているかと言われると………。

 

密閉型なので、音漏れがしないという大きなメリットはありますが、それを気にしないならK812の方が殆どの要素において勝っているように感じました。

 

 

iFi Pro iESL

 

近年、魅力的なヘッドフォン周りの新作を出してきているiFiの、iCan Proのモジュールです。なんと、コンデンサ型ヘッドフォンをドライブできる機器。今回は試作機とのこと。

iCan Proのページにしれっとこのモジュールについて予告してあり、気になっていたのですが、ようやくお目見えしました。が……。

調子が悪かったようで、音は聞けませんでした。ブースの人にスペック等だけ訊きました。

出力はコンデンサ型の5極の端子。電圧をいじれるため、STAXやKINGSOUND、果てはSennheiserのOrpheusまでドライブ出来るとのこと。そして、iESL自体にはボリュームが無いため、音量は前段で調節するとのこと。

そのため、問題となりそうなのが、入力部分。基本はiCan PROとHDMIケーブルで接続するとのこと。送るのはアナログ信号のようですが……。

さらに4pinのXLR端子。うーん。4pinで出力出来るアンプを持っていれば可能ですが……。3pin XLR × 2のアンプだと対応出来ない。

それ以外だと、スピーカー端子での入力となるようです。パワーアンプからスピーカーケーブルを使用しての伝送。あまり聞かないパターンです。AKGの名器、K1000くらいでしょうか……。

 

とりあえず、ブースの人にXLRの入力をつけて欲しい、とお願いしておきましたが。難しいでしょうか……。

お値段はiCan PROと同レベルくらいではないか、とのこと。

 

ちなみに、STAXの新ドライバは来年夏頃お目見え予定、とのこと。球か石か、と訊いてみましたが、教えてもらえませんでした。

 

私としては、夏まで待って、良い方を購入、となります。今から貯金しておかねば……。