Blooming Wooing Audio

オーディオや音楽についてのblogです。手持ち機器のレビューやイベント参加感想など。

YAMAHAのスピーカー組立イベントに参加してきました

YAMAHAが企画した、スピーカーの組立イベントに参加してきました。

 

YAMAHAと言えばピアノをはじめとした楽器がすぐに頭に浮かびますが、スピーカーやヘッドフォン、アンプなどのオーディオ機器にも力を入れています。以前記事にしたとおり、私もNS-1 Classicsという古いスピーカーを使っています。

 

今回、YAMAHAが新しく自社で開発したスピーカーユニットを使ったイベントを開催するというので行ってみました。

www.yamaha.com

 

イベントの概要

今回はYAMAHA単独のイベントではなく、「MJ 無線と実験」というオーディオ雑誌主催イベントの一ブースとしての出展でした。ブース内では時間帯によって、試聴の時間やワークショップの時間が取られているようでした。

 

ワークショップの種類

今回、3種類のワークショップが用意されていました。スピーカーユニットはどれも共通とのことですが、エンクロージャーが異なります。一つ目は、おうちスピーカーという、アクリル製のドールハウスのようなバスレフスピーカー。二つ目はレゴのようなブロックを組み合わせて作る密閉型スピーカー。三つ目は、廃材を利用して作る木製のバスレフスピーカーです。

その中で、私はおうちスピーカーに参加してきました。見た目が可愛く、家族と遊べそうだったからです。

 

ワークショップの流れ

ワークショップでは、最初にYAMAHAの方から、技術的な解説がありました。「音とは何か」から始まり、スピーカーユニットの仕組みや、スピーカーになぜエンクロージャーが必要なのか、など。基礎的な内容でしたが説明が解りやすく、とても勉強になりました。

その後、キットをもとに組立を行いました。おうちスピーカーはアクリル製の箱がすでに出来ているので、そこにスピーカーユニットやターミナルを配線して繋ぎ、吸音材を中に入れ煙突(バスレフポートになっています)をつけるだけです。ほとんど困ることなくさくっと出来てしまいました。以前つくったFostexのかんすぴよりかんたんでした。

 

出来上がりはこんな感じです。

 

 

その後、他の方たちと試聴して音を確かめて終了です。

試聴ではほかの2種類のスピーカーとの比較をすることもできました。ユニットが同じでも、エンクロージャーによって音がかなり変わるのが面白かったです。

ブロック形の密閉型は、やはりバスレフでない分、低音が控えめでした。また、ブロックの間に隙間がかなりあるため遮音性がそこまでよくないようで、見た目は可愛いのですが、スピーカーとしてはユニットの性能がそこまで引き出せていないかもしれません。

廃材の方は木製のバスレフなので、割と教科書通りというか、良い感じの音が出ていました。興味深かったのは、廃材なので、材料によって木が異なっていて、それが音質に違いを出していました。一般的に、スピーカーには硬くて重い木が好まれていると思いますが、桐などの柔らかい木を使った方が柔らかな心地よい音色になっていたりして、色んな発見がありました。

 

スピーカーユニットについて

組立てながらYAMAHAの方から色々お話を聞かせていただきましたが、今までYAMAHAとして、スピーカーユニットとして販売したことはなかったそうです。今回もまだ製品化決定、とまではなっておらず、こうしたワークショップなどを通して市場の反応を見ているようでした。

ユニットとしては、フルレンジ型。ユニットは径9cmのコーン型になります。見た目は特に目新しいものではありません。

スピーカーユニットの特性グラフを提供いただいたのですが、ユニット単体だと110Hzあたりから12kHzあたりまでフラットに音が出ているように見えます。上下の減衰もそこまで大きいものではなく、適切なボックスに入れれば低音はもう少し低いところまでちゃんと出そうです。9cmというサイズを考えると、相当頑張っているように思います。

 

音質について

まだエージングも出来ていない中ではありますが、家で鳴らしてみます。

サイズと見た目からは想像出来ないほど、良い音がします。特に、9cmというサイズが良いのか、中音域の鮮やかさは特筆ものです。低音もバスレフポートのおかげか、結構量がでますが、やはりユニット径がそこまで大きくないので、本当に低い音までは中々出ていないように感じます。高音の伸びはそれなりでしょうか。バランス的にはゆるやかなかまぼこ形な感じがするので、ウーハーやツイータを追加すると面白いかも知れません。

家に帰って元々使っていたNS-1 Classicsと比較すると、かなり元気な鳴り方をしているような感じがします。クラシックよりは歌ものとかロックとかの方が向いていると思います。

 

中に入れるものについて

前述の通り、おうちスピーカーはドールハウスのような形状をしています。YAMAHAのサイトの制作例を見ると解りますが、中に色々なものを入れることができます。

正直、このスピーカーはデフォルトのままだと内部の吸音材が少ないため、やや濁った感じの音が出ている気がします。家の中にものを詰めることで音を乱反射させ定常波を抑制することで音が良くなるのではないか、とYAMAHAの人と話していました。

 

ということで、家にあったこどものおもちゃなどを詰めてみました。

 

 

見た目のセンスはともかく、なんとなく音がスッキリした感じがします。

 

総評

今回、イベントに参加してとても楽しませていただきました。昨年、FOSTEXのヘッドフォン組立イベントに参加したときも思ったのですが、やはりメーカーの方とお話ししながら組立をするのはとても楽しいです。

また、ユニット自体も大きさの割にとても良い物で、音にも満足しています。まだ商品化するかどうかは決まっていないようですが、ぜひ頑張って頂きたいものです。