Blooming Wooing Audio

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Aray6 MKII のレビュー(KOJO)

光城精工のクリーン電源、Aray6 MKIIのレビューです。

 

オーディオにおいて、電源が音に影響を与えることはよく知られています。機器を動かす電力に多量のノイズが含まれていると、ノイズ感が出たり、音が歪んだり、ひどいときには機器のトランスが唸ったりします。そこで、ケーブルやタップ、コンセントを替えて対策をしている方も多くいます。その、最終的な到達点として、クリーン電源があります。

KOJO(光城精工)はクリーン電源としては老舗の一つで、非常に高い評価を受けているメーカです。今回、その中容量モデルのAray6を中古で入手しました。

 

Aray6 MKIIのスペック

Aray6 MKIIはリジェネレータ方式といって、コンセントから入力した交流電源を一旦直流に変換し、その後また交流電源に直して出力することで、ノイズを取り除き、きれいな電流を供給しています。

スペックとしては、周波数は60Hz。容量は560VAということで、一般的なアンプやプレーヤをつなぐ分には十分でしょう。ただ、口数が4つなので、複数系統を1台でカバーするのは難しいかもしれません。

 

音質への変化

早速、つなげて聴いてみました。環境としてはDA-06 → P-700u → SRM-727A(ボリュームスルー) → SR-009Aです。DA-06、P-700u、SRM-727Aに接続しました。

一聴して、ノイズ感が減ったことが判ります。また、音の輪郭がはっきりし、分解能がアップしたようなイメージです。また、定位もはっきりしました。

もともと、SRM-727AとSR-009Aはかなり原音に忠実なすっきりした音が出る環境ですが、さらに一皮剥けるような印象です。

 

ときどき、電源のノイズ対策をすると、「元気がなくなる」とか「おとなしすぎる」とかいった感想をみることがあるのですが、そんな印象はまったくありませんでした。ノイズ感のざらつきが減る分、澄んだ印象になりますが、音源そのものに近づいただけであって、マイナスなことではまったくありません。

 

使用中、本体が唸ったりすることもなく、静かなものです。多少は熱を発しますが、大きな問題はなさそうです。

 

まとめ

全体的に、好印象なアクセサリです。クリーン電源はあくまでも裏方で、スピーカーやヘッドフォン、アンプなどの主役を引き立たせるものです。もともとの機器、音源が持っている底力を引き出す手助けをしてくれている印象です。

お気に入りのシステムを、さらに数レベル引き上げるという点で、Aray6 MKIIはメリットが大きいと思います。ただ、あくまでも裏方なので、アンプやDACなどを一通り揃えたあと、という感じは否めませんが・・。

ただ、一通り揃えたあとには、ぜひ導入してほしい一品だと思います。

 

KOJO アレイ6 マークII Aray6 MKII【クリーン電源】 ARAY6 MK2